コロナの影響を受けて、余ってしまった農作物を加工し、新しい商品に変える企画です。
きっかけは、沖縄県名護市にある農家、伊良波農園との出会いでした。
伊良波農園では毎年マンゴーとタンカンを作っておりました。
沖縄のタンカンは旬が2〜3月です。
新型コロナウイルスの影響で出荷や販売にも大きな影響があったそうです。
そこで、この機会を生かし、
余ったタンカンを利用した新商品ブランドを作ってみたらどうかという企画を立案しました。
知り合いの紹介を経て、シークワァーサーなどのジュースを製造している工場と知り合うことができました。
タンカンは搾汁して冷凍保存しておけば品質を落とさずにある程度の期間は保存しておくことができるとのことで、出荷できずに余ってしまったタンカンを一時的に冷凍保存することにいたしました。
こうした今回農家さんのコロナ影響で余ってしまった農作物を買い取り、別の商品に加工し、ブランド化して販売していく企画をJiL PROJECT と名付けました。
しかし、ただジュースにするだけでは単純すぎる。
どうせならA級品と呼ばれるくらい、美味しくて気品のある商品に作りあげて、ブランド化させたい。
沖縄の名産と呼ばれるくらいの商品に洗練させたい。
そんな強い想いを持って進めていくことに致しました。
このような流れで、この度 JiL PROJECT OKINAWA TANKAN GINGER 2020 は産まれることとなりました。
株式会社座敷グループ
代表取締役 三井 暁
伊良波農園
甥
沖縄だとシークワーサーが有名ですが、みかんも生産されていること、ご存知だったでしょうか?
タンカンは中国の広東省が原産のみかんで温暖で雨の多い沖縄に適したみかんなんです。
タンカンは鹿児島と沖縄で全国の約8割が生産され、沖縄では北部を中心に生産されています。
皮が厚く、ボール状の形をしています温州みかんなどよりはオレンジに近いかもしれません。
シワ、傷が付きやすく、見た目はゴツゴツしていますが柔らかな果汁がたっぷりで爽やかな酸味と甘味が凝縮された味は病みつきになります。
タンカンはなんと温州みかんの二倍ビタミンCが含まれており柑橘類随一の量です!
クエン酸やペクチンも豊富に含まれてます。
この原材料のタンカンは伊良波農園の伊良波幸恵さんが名護市で丹生込めて作っています。
これまではタンカンは生のままで販売されることがほとんどで規格に合わないものは廃棄されるか知り合いにあげるかしかありませんでした。
この「JiL project」に参加している与那城は伊良波幸恵の甥になります。
与那城自身、この売り物にならないタンカンをどうにかならないかと大学生ながらに感じていました。
そして今回この何か商品を作れないかということが「JiL project」に繋がりました。
商品開発にあたり、もう一つコンセプトを加えてみることにしました。
せっかく沖縄産のタンカンを使うのなら、沖縄名産のお酒、そう、『泡盛』に合うようにできないか、と。
ただのタンカンジュースではなく、搾汁したタンカンを濃縮し、泡盛などお酒の割り材として使えるタンカンシロップを作れないか、と思いました。
試作品を幾度も作り、その度に泡盛と合わせて...
「これだ!」という商品に仕上がりました。
最終的にはタンカンと生姜を掛け合わせた組み合わせで絶妙の配合を見つけることができました。
何人かに泡盛をJiL TANKAN GINGER で割って飲んでもらいましたが、今まで泡盛が苦手という方も美味しくスイスイ飲めてしまうとの声も頂きました!
これは自信を持って人におすすめできます。
もちろん泡盛とだけでなく他のお酒とも相性は抜群!
バーテンダーの方々にも協力を頂き、JiL TANKAN GINGER に合うカクテルも作ってもらいました。
協力:Bar Daisy
JiL PROJECT はユーザー参加型のみんなで作り上げる商品ブランドを目指します。
協力してくれた方が記念となるような、パッケージやラベルデザインなども
「スタイリッシュ」で「高級感が感じられる」デザインを目指しました。